フォーム分析機能

#1 フォーム分析機能とは

 フォーム分析機能では、お問い合わせフォームや入会申込フォームなど、サイトを訪れたユーザーがいくかの情報を入力するようなフォームにおいて、どの項目の入力中に離脱しているのかを把握することができます。

#2 フォーム分析を設定する

 まずはフォームの分析をするための設定方法から解説していきます。画面左側のタブから「フォーム」を選択すると下記画面が表示されます。下記画像ではすでに設定されたフォームが表示されていますが、初めての方は何も表示されていない状態が正常です。「フォームを追加」を選択しましょう。

選択すると、下記画面が表示されるはずです。わかりやすい名前をつけ、分析の対象となるフォームのページを追加しましょう。「ページを選択」と記載された入力ボックスを選択すると、下記画像のように候補となるページがプルダウンで表示されます。

対象となるページを追加したら、自動でフォームが分析され下記画像のような画面が表示されます。

「フォームフィールド」の欄に表示されている8つの項目は、実際のサイトのページ上でユーザーが入力を求められる項目に対応しています。今回の場合、下記画面が実際のお問い合わせフォームです。

 この例の場合ではロボットでないことを確かめる「reCAPTCHA」の要素と、「送信ボタン」の要素が入力項目として認識されているため、8つのうち最後の2つの要素は削除して問題ありません

不要な要素の削除が完了したら、右下青色の「フォームを作成」ボタンを選択すると、自動で分析が開始されます。

#3 フォーム分析の見方

フォーム分析の設定が完了すると、下記画面が表示されます。

 フォーム分析の見方を、上記画像を例にとって解説していきます。

フォーム分析をする際に最も大事な数値が、画面最上部に表示されている「訪問数」と「コンバージョンレート」です。訪問数は何人がこのフォームを訪れたか、コンバージョンレートはフォームに訪れたユーザーのうち何%のユーザーがフォームを送信したかをそれぞれ表す言葉です。

 次に、緑色で着色されている列をみていきましょう。最上部の「35」という数字は、フォームに対してなんらかのアクション(入力を試みるなど)をしたユーザーの数を表します。つまり、全体の訪問者数111から35を引いた76人(68.5%)のユーザーは、フォームに触れることなくこのページを離脱していることがわかります。

そのまま下にいくにつれて、「25→25→25→17…」と数字が減少していることがわかります。これはそのまま、該当する項目を入力したユーザーの数を表すため、画面下部の項目に進むにつれて入力を続けるユーザーの数が減少していることを示していると読み取ることができるでしょう。

しかしここで注意すべきなのは、こうしたフォームには多くの場合、「入力必須項目」とそうでない項目があることです。上記の例だと#4と#5に当たる質問は必須項目ではないため、#3の時点で入力していた25人が、#6にきた時(#4と#5はスキップ)に21人に減ったと読み取るのが自然でしょう。

このようにフォーム分析機能を使用して、ユーザーがどの項目の入力に手間取っているのかを把握することでフォームを改善し、より多くのユーザーからの声を受け取りましょう。